Dr. Edward Bach

エドワード・バッチ博士(1886-1936)


 1886年9月24日イギリスバーミンガム近くモーズリー生まれ。ウェールズ出身の家系だったことから、ウェールズ人気質、即ち愛、優しさ、独立心、自然の神秘への関心を受け継いでいました。

 

 

幼い頃から人を癒す仕事をしたいと思っていた彼は、16才で学校卒業後、父親の経営する工場で3年間働いて学費を稼ぎ、バーミンガム大学で医学の学位を取得。ロンドンののユニバーシティ・カレッジ・ホスピタルで医師の資格を取得し、1913年~18年まで同病院に在籍。その頃最初の妻と結婚し、娘が誕生。

 

 

また1914年には、ハーレーストリートに個人診療所を構え、細菌学者、病理学者としてワクチン開発に取り組みました。

 

第一次世界大戦が始まり、彼も参戦しようとしますが、虚弱体質のため叶わず、大学病院で負傷兵の治療に当たります。その頃娘が生まれ、妻は亡くなり、再婚します。

 

1917年(30歳)、過労で胃ガンになり、余命三ヶ月を宣告されます。それでもなお、彼は残された時間を研究に打ち込むと、不思議なことに、病気が回復。

 

 

「健康の秘訣は、自分の使命を自覚すること」。彼はその時、そう確信したそうです。

 

 

 

 


その後、病気を見て、人を見ない医学に限界を感じた彼は、 1919~1922年、王立ホメオパシー病院の細菌学者のポストにつき、現在でも使われている7つのバッチ・ノソッヅと呼ばれるワクチンを開発。

 

「ハーネマンの再来」と呼ばれる天才ホメオパスとして、その名を知られるようになりました。

 

しかし、やがて彼は、元は病原体であるワクチンよりも、もっと純粋なレメディを探し求めるようになります。この頃、2番目の妻と別れています。

 

 

 

1928年、博士はあるディナーパーティーで啓示を受けます。大勢の客を観察していると、いくつかのタイプに分けられ、それぞれのタイプが、異なる病気にも同じように反応するだろう、というインスピレーションを受けたのです。

 

 

同年の秋、彼はウェールズに行き、そこでインパチエンスと、ミムラスを見つけました。

 

 

ロンドンに戻った博士は、ホメオパシーの作り方でこの2つのレメディを作り、性格タイプに即して患者に処方したところ、大変良い結果を得たのです。

 

 

同年、そこにクレマチスが加わり、この3つのレメディで治療を開始。

 

 

1930年、医学の新しいシステムを自然の中に見つけるため、博士はハーレーストリートの診療所を閉め、ロンドン、そして医学界を去ります。

 

 

 

 


同僚のノラ・ウィークスと共にウェールズの山々を歩き、沢山の植物を観察しました。

 

 

その頃、博士の直感力は非常に研ぎすまされ、触るだけで植物の波動を感じ取っていました。

 

 

そして朝露に濡れた野原を歩いていたとき、太陽に加熱された朝露に、癒しの力があるというインスピレーションを受けたのです。

 

 

「地球の栄養と空気で育まれる植物が、

太陽あるいは火で効用が導き出され、

水によって集められるヒーリング成分。 

 

研究が進むにつれて、あらゆる創造がシンプルであることに

気づかされるでしょう。

 

このメソッドがシンプルであるからといって、

使うのをためらわないでください。」

 

(『ホメオパシーワールド』寄稿記事より)

 

 

その後、春、夏はエッセンスを探し、冬はそれを求める人に、貧富を問わず、無料で与えるという、季節に寄り添ったヒーラーの生活をしました。

 

 

そして、患者の性格や感情を癒せば、体の物理的な苦痛も緩和されることを確信していきました。

 


「病気とは、自分のスピリチュアルな目的と対立した結果である」


(『汝自身を癒せ』より)

 

 

 

 

 


1934年、オックスフォードシャー州のマウントバーノンに移住し、残りの19のレメディを発見。

 

その見つけ方は、まず彼自身が特定のネガティブな感情に陥り、それを癒す花や植物を、ひとつづつ自分で試して発見する方法でした。

 

聖なる自己犠牲を通して、1935年、彼は仕事を完成させました。

 

 

1936年、『トゥエルブヒーラーズとその他のレメディ』を執筆。

 

 

すべての仕事を完成させた彼は、その年の11月27日、心不全のため50歳で永眠しました。

 


「自分の仕事は完成した。合計38種類のレメディは、全ての精神状態と性格を網羅しており、レメディのシンプルさが保たれるように」とノラに言い残しています。

 

 

この言葉に従い、バッチフラワー協会となったマウントバーノンの自宅では、現在でも新たなレメディは作られず、バッチ博士の想いが受け継がれています。

 

 

「力で欠点を押さえつけようとすると、
そこばかり気持ちがいくようになり、
苦しい戦いを強いられることになります。

 
自分の欠点を気にしないこと、そして、
欠点が出てくる隙もないほどの美徳を育てる努力を、
意識的にすることが本当の勝利です。」

 

(『汝自身を癒せ』より)